細かなイラスト・デザインについて
投稿:2013年04月15日|更新:2019年07月19日
ホットスタンププリントでは、細かな文字や模様がプリントできない(綺麗でない)場合がございます。!
下記に、実際の版データとその版データをもとにプリントした写真でご説明しておりますのでご参考にして下さい!
1.版データ
この説明の基本となる版データ(プリントデータ)です。
プリント参考資料となるように、色々なフォントサイズの版データを作成しました。
また、文字の下線の太さも変えてあります。
このデータを基に版を作製し、プリントが実際にどのような仕上りになるかを見ていきましょう。
※版サイズは横(PW):130mm・縦(PH):30mmです。
2.プリント写真
ビニール生地にホットスタンプ印刷をした写真です。
上記プリントの文字は、全て判読することはできると思います。
では、どこに問題があるか見ていきましょう。
※ビニール梨地(厚み:0.2mm)に箔カラーピンクでプリントしました。
3.問題点①:文字の大きさによって「無料」の”無”の中の箔が綺麗に抜けていない。
各フォントの「無料」の”無”の字の拡大写真を下記に示します。
上記全て判読することができますが、フォントが小さい(デザインの隙間が小さい)と細かな隙間が埋まってしまいます。
ホットスタンププリントの特徴として、細かな文字やデザインの隙間に箔が残り、判読(識別)はできますが、綺麗さにはやや難ありと感じます。
フォント12Pまで大きくなると、ずいぶん綺麗に感じます。
プリントにこだわりがあり、綺麗にプリントしたい場合は、細かな文字やデザインの隙間を大きくすることをお勧めします。
※下記の5.アドバイスをご覧ください。
上記は、12P以上のフォントを使うと綺麗に印刷できるという意味ではなく、細かな模様(図柄)は埋まってしまう例えです。
文字の場合、文字の種類によっても、使う漢字によって様々ですので、一概に、この文字の種類で何フォント以上だとうまく印刷できるとは断言できません。
しかし、経験上のアドバイスはできますので、お気軽にご相談下さい。
4.問題点②:アンダーラインが細すぎると綺麗にプリントできない。
各大きさのアンダーラインの拡大写真を下記に示します。
文字同様ラインを識別することができますが、線が細すぎるとかすれた感がでたり、綺麗に印刷できなかったりします。
ホットスタンププリントの特徴として、細すぎるラインやデザイン部は、欠けやかすれの原因になります。
プリントにこだわりがあり、綺麗にプリントしたい場合は、細いラインは太くすることをお勧めします。
上記は、線(ライン)の幅が0.7ピクセルだと綺麗にプリントされるという意味ではありません。
あくまで参考です。図柄(模様)によっては、上記結果通りにはいかないこともあります。
5.綺麗に印刷するためのアドバイス
5-1.文字の隙間を大きくする
上記2.のように箔残りを防ぐには、隙間を大きくとるようにデータを作りましょう!
5-2.抜きデータはなるべく使わない!
抜きデータとは、下図1のようにベタに図柄が入るデータのこと。
図1のようにベタ(黒い部分)に白抜きで図柄が入る場合、白抜き部分(「Chack-pack.com」の文字部分)に箔が残ってしまう場合がございます。
これからデザインを考えになる場合は、図2で示す図柄にしていただくと綺麗な印刷になります。
※抜きデータ版の場合、プリントが出来ない場合がございます。予めご了承ください。
※版データ作成はお客様ご自信の判断で作成願います。
版代は校正代含め1万~1万2千円程度ですのでやり直してもそれほど負担はならないと思います。
プリントにこだわりのある方は、版データのやり直しも含め、早い目のご注文をよろしくお願い致します。