底にマチのあるチャック付きビニールポーチのサイズ選定!
投稿:2018年02月01日
当店の商品で非常に人気の高いマチ付きビニールポーチ!
底にマチ付きなので、ボトルやチューブなど厚みのある物をいれる場合によく利用される。
特に化粧品・石鹸などトイレタリー用の詰め合わせポーチとして利用いただいている。
では、ポーチサイズ選定はどうしているんだろう?
『ケースサイズ選定』ページを参考に、お客様ご自身でお決めいただいている。
『ただ、もっとサイズ選定にご協力できたら…』
と思い、100均で買ってきた「液状のり」を入れれるポーチサイスを選定してみます。
ポーチサイズ選定の参考にして下さい。
ポーチサイズの選定!
『ケースサイズ選定』ページでは、ピッタリタイプで選定していますが、今回はゆったりタイプで選定します。
1.内容物のサイズを測る!
ゆったりタイプは、ピッタリタイプ(理論値)を出し、最後に少し大きめの寸法にします。
内容物の横サイズ:m'、奥行き:d、高さ:h'を測ります。
内容物(液状のりボトル3本)サイズは以下の通りです。
m'=75mm(25φ×3)・d=25mm・h'=120mmです。
2.マチサイズDを決め、「m」に「m'」を代入
マチサイズDは、内容物の奥行きなので「D=d」となります。
(※マチサイズDだけは、溶着しろを含みません。)
マチ横サイズmは、「m=W-D」で決まりますが、
横サイズWがまだ決まっていないので、
おおよそ内容物の横サイズと同じなので
一旦「m」に「m'」を代入します。
ピッタリタイプの場合、
「D=d=25mm」・「m=m'=75mm」です。
3.横サイズWが決まればマチ横サイズmもきまる
横サイズWは、計算式「W=D+m」になりますが、
横サイズには両端の溶着部(2mm)が含まれますので、
Wは「W=D+m+2mm+2mm」となります。
ピッタリタイプ選定例の場合、
「W=D+m+2mm+2mm=25+75+2+2=104mm」
104mmより大きくて一番近い選択可能Wは105mmなので、W=105mmとなります。
マチ横サイズmは
「m=W-D-2mm-2mm=105-25-2-2=76mm」となります
4.縦サイズHを決める
縦サイズHを決めるには、チャックの頭から内容物の一番上までの長さH'が重要になります。
H’はピッタリサイズでは、20mm程度ですが、
今回用いた液状のりはキャップ部分まで太さが変わらないことと、
ゆったりサイズで選定していることを考えて、
H'=25mmとします。
縦サイズHは「H=x+h'」なので、
「H=x+h'=28+120=148mm」となり、
一番近い選択可能な縦サイズHは150mmになります。
5.ゆったりサイズではこうなる!
ピッタリサイズでW=105mmなので、
5mmゆとりをみて横サイズW=110mmにします。
高さHは、既にゆとりをみて計算しているので、H=150mm
マチサイズDは、内容物の厚みなのでD=25mm
※折りたたんだ状態です
6.実際のりを入れてみました!
大き過ぎず、見た目もいい感じ♪
液状のりを出し入れし易いです。
以上で、液状のり用ビニールポーチの完成です!
ゆったりサイズにすると、
赤矢印部分のへこみ感が小さくなりますよ♪
今回、わかり易く説明するために記載していませんが、1回作り直しをしています。
ケースやポーチのプロである私も一発で内容物にあったポーチサイズを見つけ出すのは、非常に難しいです。
有償サンプルを作って、内容物にあっているか確認することをお勧めします。